家づくりにおいて大切な「感性」の活かし方

自然素材の家の価値を伝えたい、ナチュールホームの社長の高橋普佐男です。今回は、家づくりにおいて、実はとても大切な「感性」についてお伝えしたいと思います。

なぜ家づくりに感性が大切なのか

現在周りを見渡すと、住宅業界に限らずどんなことも数値やデータで比較する風潮を強く感じます。もちろんそれらで比較することは大切なことです。例えば家の断熱省エネ性能などは計算した数値で比較すると一目瞭然だし、当然弊社でも行っています。

でも世の中、数値で比較できないことの方が多いと思いませんか?例えば、心の豊かさとか、満足度とか。幸せの度合いを計算する式なんて、この世に存在しないし、それらを決める要素って、それぞれの個々の感覚ですよね。だからこそ、物事を感性で判断することはとても大切なことなんですよ。

自分の感性を家づくりに活かすためには?

実は、家づくりは感性がモノを言います。家づくりを天職と思っている僕ですが、日々、感性を大切に仕事をしています。

例えば、

スケール感
3D感
距離感
バランス感
統一感
質感
触感
色感

などなど。ナチュールホームでは上記の内容を大切にしているのですが、数値だけを頼りにしているわけではないのです。それらを組み合わせたらどうなるかという、一つ一つを感性を研ぎ澄まし、つくっていきます。

感性という言葉を辞書で調べてみたら、「固定観念にとらわれず、自分の知覚や感覚で物事を捉えることを意味する」とありました。感性って生まれ持った素質+育った環境で育まれるもので、人それぞれ違うもの。だからそれに対して良いも悪いもないし、正解も間違いもない。

感覚的に心地良いと思うか、思わないか。オシャレと思うか、思わないか。単純に好きか嫌いか。誰しもがそんな自分の尺度を持っていますよね。だから、家づくりこそ、その感性を大切にしてほしいんです。

もうね、みんな常識や数字にとらわれすぎ!外野の声に左右されすぎ!良いと思う前に自らフタをしちゃう。それってすごくもったいないことだと思うんですよ。萎縮して硬くなった脳ミソ開放して、もっと自分の感性に頼ってみよう!もっとワクワクする方向に進んでみよう!

「大好き」を軸に家づくりを考えてみる

ナチュールホームのショールームの玄関。決して数値だけでは表現できない空間です。

人生の中で、家づくりこそ最も感性を大切にして行うべきことだと思うんです。真の満足は自らの感性が作り出すものであって、決して数値やデータに頼りすぎないことが自分にとって心地いい家をつくることに繋がります。

だって、”自分が大好きなものに勝るものなんて、この世には存在しないのだから”。そのような自分の「大好き」を軸にするという視点を、頭の隅に置きながら家づくりを進めていくことが自分らしい満足度の高い家になるのだと思っています。自分らしく暮らしを楽しむための家づくりをしたい思っている人にとって少しでもヒントになりますように。

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プロフィール
プロフィール 高橋普佐男
岐阜県羽島市の工務店、ナチュールホーム株式会社の代表取締役。

幼いころから家が原因のアレルギーに悩まされ、10年前に建てた自宅は家族が健康に暮らせる家に。使うほどに味わい深くなるものが好きで、家も同じ考えです。無垢の木・漆喰・塗料・鉄・石などの天然素材を上手に活かしたオリジナルの家を造っています。

妻と小学生の娘と息子の4人家族。家づくりに関する楽しい話からコアな話、暮らしを楽しむ方法などをお伝えしていきます。 一級建築士・シックハウス診断士・VOC測定士。