おうち時間をとことん愉しむために、間取りとお庭の計画は入念に。

自然素材の家の価値を伝えたい、ナチュールホームの高橋 普佐男です。

自宅の廻りは昔から変わらない田園風景 

少し前になりますが、ゴールデンウィークに、おうちバーベキューをしました。

ぼくの住む羽島市の南部は、廻り一面田んぼが広がる長閑な場所。

ぼくが生まれたときから今まで、そしてこの先もずーっと変わらない風景です。

子供のころから全く変わらない風景

なぜこの先も景色が変わらないのかというと、ぼくの家は都市計画区域内の「市街化調整区域」という地域に建っているからです。「市街化調整区域」とは市街化を抑制する地域で、基本的に新しい家を建ててはいけない場所になります。

(↑ここ学校では教えてくれないことなので大事です)

ただぼくの家は、昔から登記簿上の地目が宅地になっている場所なので、既存宅地という特例で家を建てることができます。

そのため、この先もずっとこの長閑な風景を眺めながら暮らすことになります。

廻りの環境を活かすために造ったウッドデッキ

あらかじめそのことが分かっているので、家を建てるときにはいかに周りの田園風景を活かすかを考えました。

同じ敷地内のすぐ南側には母屋が建っており、ぼくの両親が住んでいます。

そのため、プライバシーの確保や車の駐車スペースを考慮して、あえて南側に大きな窓を設けませんでした。

その代わり一面田んぼの東側の眺望を活かすため、そちらに広いウッドデッキをつくりました。

家の東側のウッドデッキは午後は日影に

ウッドデッキは通常は家の南側につくることが多いです。

日当たりがいいですし、南に庭があれば一体感も増しそうですしね。

東側ウッドデッキにしたことによって、正午過ぎに日影になることで暑い時期の日差しを気にせず利用できることのが思いのほか便利でした。

そして家の東側にキッチンとダイニングスペースを配置したため、ウッドデッキでバーベキューをするときの配膳がとっても楽チンなのです♪

アヒージョもウェーバーのグリルで

土地の特徴を活かす家づくり

家を設計するときにはこのように、その土地ごとの特徴を活かし、住む人のライフスタイルに合わせた建物の配置や家の間取りを考えることが大切です。

ガーデニングが好きなら庭いじりがしやすい家の配置にして、リビングから庭が見れるように提案したり。

友だち家族を呼んでバーバキューを愉しみたいならリビングと庭の一体感を重視して、使いやすいウッドデッキを計画したり。

家の中で落ち着いた時間を大切にしたいなら、あえて明るくし過ぎない窓配置にして間接照明を主体にした照明計画を行い、窓から見える景色を考慮したり。

妻の手作りベーグルは子供たちも大好き

ぼくの場合は、田舎の特権ともいえる広い土地を上手に利用しました。

ナチュラルガーデンをつくってガーデニングを愉しみ、子供と一緒に家庭菜園で野菜づくりをしています。

家に帰った時に緑いっぱいの庭が出迎えてくれることで気持ちがいいですし、四季を感じられる暮らしが気に入っています。

 駅が遠かったり、公園も近くになかったりとデメリットもありますが、おうち時間を愉しむ計画を入念に行ったことによって、それら以上のメリットを得ることができたと思っています。

バーベキューの合間に子供と畑仕事

地元の工務店で家を建てよう 

家での家族との時間を大切にしたい方

家で趣味を楽しみたい方

休日に家の中でゆったりとくつろぎたい方

ぜひ間取りとお庭の計画を入念に行い、満足できる暮らしを手に入れてくださいね。

そしてそのためには、
その場所の文化や風土に明るく、
行政や法規制に詳しく、
街の将来のことを真剣に考えているような、

地元の工務店で家を建てるのがベストな選択だと思います。

はぁー、こんなこと書いてたらまたバーベキューやりたくなってきたー!

気軽にできるおうちバーベキュー、今期も目一杯楽しみますよ~!

お客様にもらったバーバキューラブスパイス

プロフィール
プロフィール 高橋普佐男
岐阜県羽島市の工務店、ナチュールホーム株式会社の代表取締役。

幼いころから家が原因のアレルギーに悩まされ、10年前に建てた自宅は家族が健康に暮らせる家に。使うほどに味わい深くなるものが好きで、家も同じ考えです。無垢の木・漆喰・塗料・鉄・石などの天然素材を上手に活かしたオリジナルの家を造っています。

妻と小学生の娘と息子の4人家族。家づくりに関する楽しい話からコアな話、暮らしを楽しむ方法などをお伝えしていきます。 一級建築士・シックハウス診断士・VOC測定士。