自然素材の家の価値を伝えたい、ナチュールホームの高橋 普佐男です。
自然素材に興味がある人のためのフローリングのお話
今回はフローリングのお話を少し。
主に無垢フローリングと合板フローリングのことを書きます。
今回もですが、ぼくの視点が多めに盛り込まれています。
そのため一般的なフローリングの知識を得たい方は、ネット検索等で調べてもらった方が分かりやすいです。念のため。
フローリングの違いは分からないけど、素材にこだわりたい人、木が好きな人、本物の自然素材の良さを堪能したい人は、必見ですよ。
それではどうぞー!
フローリングの種類と特徴
フローリングとは一般に木質系の床材のことをいいます。
木質系フローリングは主に3種類に分かれます。
⓵無垢フローリング
⓶合板(複合)フローリング
⓷シート張りフローリング
あえて木質系と呼んだのは、木っぽいものや木でないものも含まれているからです。
⓵無垢フローリング
無垢とは原木(丸太)から製材して加工した木材です。
広葉樹と針葉樹があり、一般に広葉樹の方が年輪の密度が高く、固くて耐久性が高いです。
代表的な樹種は、広葉樹では、ナラ、バーチ(カバ)、メープルなど。
針葉樹では、桧、杉、パインなどです。
メリット
耐久性が高い(長持ちする)。雰囲気が良い。香りが良い。化学物質を使用していない。
デメリット
高値である。施工手間がかかる。温湿度によって収縮などが起きる。
家BAKAの視点
無垢フローリングだけをみても、樹種の他にサイズや塗装方法、固さなどの差があります。そのため現物を見比べて選ぶことが大切です。(カタログや施工例の写真ではダメ)
⓶合板(複合)フローリング
合板とはラワンや松などを薄くシート状にスライスしたものを、接着剤で張り合わせた板材(一般に言うベニヤ板のこと)です。
その表面に厚さ1mm程度の薄い無垢の単板を張ったものが合板フローリングです。
複合フローリングと呼ぶメーカーもあるようですが、合板と呼んだ方が分かりやすいですね。
メリット
安値である。施工が簡単。寸法の狂いがなく変形しない。供給が安定している。
デメリット
耐久性が低い。化学物質が揮発する。傷がつきやすい(傷がつきにくい表面加工をしたものある)
家BAKAの視点
大量生産の工業化製品で化学物質の塊。シックハウスの原因の一つ。変形がなくクレーム防止のために開発された床。家がテカテカする主要因。これをフローリングと呼ぶことはやめてほしい(合板の床材と呼びましょう)
⓷シート張りフローリング
MDF(エムディーエフ)という、木チップを薬品で溶かして繊維状にしたものを接着剤で固めてできたものに、木目を印刷した樹脂シートを張って仕上げたもの。
メリット
安値である。施工が簡単。変形しない。年数が経っても見た目が変わらない。掃除が楽。
デメリット
耐久性が低い。シートが剥がれたところは修理が難しい。化学臭がする。
家BAKAの視点
合板フローリングと同じで、さらに化学物質の臭いがきつい。木じゃないのになぜか高い。そこまで木目にこだわるなら本物の木を使えばよい。これを勧めてくる建築業者は自然素材に関して全く興味がないと思ってよい。建材メーカーや大量生産方式の住宅メーカーの都合だけで作られた製品。住む人への愛情ゼロ。
やっぱりお勧めは無垢フローリング
ちょっと辛口の家BAKA視点かもしれませんが、過去に全て使用したことのある、ぼくの素直な意見です。
このように一概にフローリングといってもいろんな種類があります。
これ以外にも新しいタイプの化学物質系フローリングがどんどん開発されていますが、共通して言えることは 無垢に似せて後々のクレームが出にくいように加工されたものばかり です。
無垢以外のフローリングの家に住んでいる人に、「うちもフローリングだよ!」と笑顔で言われたときには、虚しさを感じます。
もうほんと紛らわしいので、フローリングという言葉は無垢フローリングのみに使うようにしてほしいな。
さて、これを読んで自分の家に使うならどのフローリングが一番いいと感じましたか?
木が好きな人、自然素材が好きな人、健康な家に住みたい人は、やっぱり無垢フローリングにしたいですよね!
経年の味わいを感じることができるし、触り心地もいいですから。
床は簡単に張り替えれない場所なので、慎重に選びましょうね。
できたら家が建っている間、張り替えなくても良い床材にしておきましょう。
そんなぼくがお勧めする無垢フローリング。
その中にもお勧めの樹種やグレード、塗装の方法などがありますので、後日もっと詳しく解説します!
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